第1章

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宗さんの働くカフェに急ぐ。 リーダーと一緒なのは仕方ない。 奢ってもらえるだけでも有り難く感謝しよう。 リーダーと向かい合い、延々と続くリーダーの愚痴に頷きながら、カウンターで働く宗さんを時折見る。 (かっこいいなぁ) 顔では真剣に愚痴に付き合う部下。 心はほんやらピンク色。 話しが一段落した所で、リーダーに言った。 「メール打ちま~す」 「いいよ、遠慮しないで?」 「はい、すみません」 調子よく返事をしながらメールを打った。 ―――― 宗さん、お疲れ様。 リーダーのご機嫌が悪くて大変です。 ――――― (よし!) 「終わりました」
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