第1章

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翌朝、彼からメールが入った。 「ムネです」 よし、来た。 すぐに返信をする 「ムネさん。おはよー ムネって漢字は?」 「え?さん付け? じゃ、俺もみなさんのこと、名前で呼ぶ!」 「いいよ(笑) みなこ?みなこ様?みなこさん?」 「んなもん、呼び捨てに決まってるだろ! 宗」 「宗さん(笑)お昼休みに行くね!しょうが焼き定食の大盛り」 「絶対食えよ?」 「(笑)」 こんなやりとりをしながら、私は恋をはじめた。 擬似恋愛なのかな…。 擬似でも何でもいいんだ。 私は、恋をする。 私には、恋が必要なんだ…。 そう自分に言い聞かせる。 何の為かは、わからない。 ただ、今は、誰かを好きでいたい。
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