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「シルヴァラントって言ったよな…?」
木々覆われた森の中。
その中腹のような場所で一人、
先ほどマーテルが言っていたことを思い出していた。
近くには透き通った川の水が流れ、
空気は自然を感じさせ、
まさに自然の恵みを示していた。
「シルヴァラント、マーテル、ミトス、世界再生……。
これってシンフォニアのゲームの中か?」
〈テイルズオブシンフォニア〉
少し前にプレイしたRPGで戦闘で繰り出される魔法や技がカッコよく、
自分自身よくマネなどして練習にはげんだ記憶がある。
大抵がうまくでき、世界で利用していたのだが…。
「どうせ転送するなら町付近が良かったんだが…まぁ、言っていても仕方なし、
歩くか」
一応周りを見渡すが、誰かいる様子はないようだ。
仕方なく山頂を目指し歩き始める。
周りの景色を見渡し、近くの情報を得る寸法だ。
数分ほど歩いていると煙の立つ場所が見えてきた。
「誰か、焚き火でもしてるんかな?」
ユウジはその場所へ向かっていった。
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