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「あー、実はだな………」
俺は一通りの概要を10分位掛けて説明した。
しかし説明はしてみたものの、ダイクは半信半疑だった。
「信じがてぇ話しだな、仮にオメェさんが異世界の人間だったとして、それを信じさせる証拠あるのかぃ?」
ダイクは腕を組んでじっと俺をを見つめてくる。
「ふむ………」
確かに自分が異世界人で有ることを証明するのは難しい。
取り敢えず身体の隅々をまさぐり、手当たり次第にものを取り出そうとしてあるものに気がついた。
「ダイクさん、これが何か分るか?」
そう言って機械、音楽プレーヤーをみせる。
ダイクはしげしげと観察するが首を横に振った。
「いや、見たことねぇな。
なんだい?そりゃ?それが証明できるもんなのか?」
「これは音などを録音し、再生…復唱させる機械だ
この世界には無いもののはず」
「音?復唱?」
ダイクは頭に?を浮かべ、
分からなかったようなので実際に使って見せた。
「うぉ!?」
流石にびっくりしたようで、飛び上がるように驚いた。いきなり見たことの無い物から音楽がながれたのだから驚くのは当たり前だろう。
「これで信じて貰えただろうか?」
「あぁ、信じる事にしよう」
ニカッと笑い、ダイクは信じてくれた。
「んで?これからどうするんでぃ?」
後の事を聞いてきたダイクはふと聞いてきた。
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