シルヴァラント

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「取りあえず世界再生の旅に同行しようと思っていたんだが……、 コレット達はもう行ってしまったみたいだな…」 「コレットのことも知ってるんだな」 「ああ、まぁ取り敢えずイセリアに行ってロイドに会おうと思うんだが」 「ロイドの奴まで知ってるたぁな、驚ぇた」 「そこですれ違ったんだが、 急いでいたので話しは出来なかったがな」 「そうか…しっかしオメェさん、丸腰じゃねぇか? 旅する人間のカッコじゃねぇな」 「ん?あぁ、一応は持ってるぞ?」 そう言って自分の服(コートのような)の内側の両腰あたりに両手をかざし、 握る形で引き抜いた。 その手には【魔剣フランヴェルジュ】と【魔剣ヴォーパルソード】が握られていた。 それを見たダイクは目を見開いて驚いた。 「オメェ、そりゃあヴォーパルソードじゃあねぇか? 何でオメェさんが持ってんだ!?」 あー、そうだった。 この剣はダイクがロイドへ一人前になった時のために用意した祝の剣だったのだ。 「いや、これは俺が錬成(格好良さに憧れて)したものだ。 貴方から盗んだ訳じゃないぞ?」 「てことはだ、この剣が俺の造ったもんだってことも知ってんだな?」 その通り、と俺は頷く。ん?これって著作権侵害? 「流石にこの剣を使うのは良くないな 別のを使うことにしよう」 「そうかい、何なら代わりのもんでも用意するがどうする?」 そう言うと腕組みしてニカッと笑う。 「本当か?出来れば頼みたい!」 俺が持ってる武器は殆どヤバいやつばかりだからな…。 「よしきた!ちょっと待ってな」 そう言ってダイクは家の中へと消えていった。
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