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君たちのほうが、存在を認められていない僕たち
殺人鬼より、ずっと勝っている。」
彼からはどこかおかしな空気が漂っていた。
私は逃げだした。
これ以上彼と居てはまずい。
私もさしずめ西洋美術のように殺されかねない。
とにかく彼から逃げて、
私は走りだした。
絶対に彼はやばい。やばい。
同じ人げっ・・・・・・え?
なんだろう背中に違和感がある。
私の胸から何か光るものがでてる。ナイフ?
え?
口から液体が込み上げてきた。
赤く紅くとろとろした血。
はは
何これ?
「せっかく助けたのにお礼とかないの?」
え?
私の後ろには、さっきの男の人が。
「がっ・・・・・・がふっ・・・・げぇ・・・」
血がたくさん出てきた。
「いくら何でも酷いよね。
いくら僕が妄想僻が強くても、せいぜいお礼くらい言ってくれても
良いんじゃない?」
「・・・・・・・」
ああ、なんか意識が遠のいた感じ。
わたし、死ぬのかな。
短い人生だったなぁ・・・・・・。
もっと遊びたかったな。
はは、私、高橋倫はここに死す。
人知れずの不思議ちゃん、高橋倫は16歳にしてこの世を去った。
「はぁ、また今日も殺しちゃったなぁ
僕って衝動的に動くんだよねぇ。
やっぱりなおしたほうがいいかなぁ?」
血まみれの少女を背にし、裏路地を歩きながら
つぶやいた。
「おいおい、お前、女の子を殺すなんていささか酷すぎねぇ?」
と、後ろから現れる、眼鏡をかけた青年が話しかける
「うるさいなぁ?、仕方ないだろ?
このほうがてっとりばやいんだよ。鍋識。」
「はは、相変わらずクズいなぁ、お前。
ま、とりあえず久しぶりだな。嘘識。」
「ああ」
2人の青年は拳をつくり当てあった。
?道端?
「しかし、この半年何やってたんだ?」
「う?ん、俺は、読書、殺人、パズドラ、勉強かな」
「お前の趣味は聞いてねぇよ。
嘘識は?」
「高校中退してぶらぶらとかな?。
とくになんの目的も無い社会みたいな感じで生きてたかな?」
「『お、やっほ?嘘識ちゃんに、鍋識ちゃん!』」
「あ、球磨川さん、チース」
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