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おっさん?」
3メートル離れたところでおっさんがよろよろ起き上がってくる。
「なんだてめぇは!?」
「うん?」
「ちょっとごめんね、後ろで隠れてて。」
「はっハイ・・・・」
私はただもうわけが解らなくって混乱していた。
この人は誰なの?
どうして私を助けてくれたの?
なんで顔が見えないの?
この、悪寒は何?
「ああ、今の疑問はあとで話すからまってて」
っ読まれてる!?
「死ねやゴラァ!!」
おっさんが突進してくる。
ナイフを持って。
次の瞬間
すべてが終わっていた。おっさんの首が
へし折られている。
180度回転してる。
「っえ?」
おっさんは何が起きたか解らずにただ・・・・・
ぼう然と死んだ。
え?私今人が死んだところをみた。
怖い
怖い怖い怖い怖い怖い。
「ねぇ君、大丈夫?」
声のトーンが低く感じる。
「っひ!?」
私は、差し出された手を払いのけた
身体が勝手に動いた
本能的に理解した。
おそらく彼は私のような不思議ちゃんのレベルではなく、
日常的に人を殺している。
何人も何人も殺している殺人鬼。
「ああ?・・・・えっと・・・・」
絶対殺される。
ヤクザの次は殺人鬼に出くわすなんて、わたし、不幸過ぎでしょ
「ごめんごめん。大丈夫?
その・・・・はは・・・・また僕は女子を怒らせちゃったか。
難しいなぁ。
もっと優しくしないとね、女の子なんだし。」
はい?
なんかこの人クラスの男子とおんなじ乗りなんだけど。
なんだろう?私の勘違いかな?
「あ、また来たよ。ちょっと待ってて、
いま殺すから。」
たくさんのヤクザがきた
いち、にぃ、さん・・・・・たくさん。
しかも今度はみんな銃を持ってる
でもなんだろう、
怖くない。
私はいま、最も安全なところにいる。
そう感じる。
一人が発砲した。たぶん弾は男の人に。
「危ない!!」
私はそう叫んだ。
瞬間、何が起きたのか解らない。
ただ、男の人は横に、右に1メートル移動していた
目にも止まらぬはやさで。
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