甘くて、幸せ(終)

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お互い一緒のことを考えているのが嬉しくて… さっそく家に帰ったらカーテンを付け替えよう。 そして新しい食器でご飯を食べて… 何だか、新婚さんみたいで嬉しいな。 「ふふっ…」 「どうしました?突然、笑い出して」 忍さんの腕に絡みつきながら、彼の顔を見上げた。 今日一日でこうして引っ付いて歩くのはもう当たり前になっていた。 もちろん、忍さんの迷惑にならない程度にだけど。 だからか、さっきからニヤニヤが止まらなくて… 「今日一日でね、私ってつくづく幸せだなぁって感じてました」 「今日?特にどこにも連れて行ってあげられなかったのに… もっと行きたい場所とかあったんじゃないですか?」
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