葉月side~内緒の恋に身を投じる男~ 【想望】

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仕事以外でも、プライベートでも今以上に一緒にいることで、芽依の意識に俺を刷り込まさせれば、もっと俺を見るだろうと...浅はかな俺は、まず手始めに、今日は芽依と一緒に帰る事にした。 ホントは今日、俺んちに泊まらせたいけど、芽依は泊まる用意とかしてなくて、いつも彩月の服を借りている。 やっぱり、芽依はお泊りセットとかが、ある方がいいんだろうと思った俺は、今日は俺んちに泊まるのではなく、芽依を横浜の家まで送る事にした。 芽依の荷物、お泊りセットを受け取るのを理由に、横浜までのドライブをして、芽依と過ごし 食事は横浜駅か、みなとみらい、中華街などデートプランを考えたが…… 俺って、まともなデートってした事がないんだよな。 メシ食って、ホテルに行ってとか…… 女に誘われるまま、出掛けて……好きな女を喜ばせるデートなんてした事もない俺って、ロクでもない男だったんだなぁと、なんだか情けなくなった。 だが、昔、モデルの仕事をしていた時、事務所の社長に連れて行ってもらった横浜駅周辺のイタリアンの店を思い出す。 あの店なら、芽依も喜んでくれるかも……
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