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「こらっ!サッちゃん!彩月!開けろっ!」
一ノ瀬くんはドンドンとドアを叩くけど、彩月ちゃんは天照大神がお隠れになった天の岩戸のように、頑なに閉じて…出てこなかった。
「はぁー…」大きな溜息を漏らした一ノ瀬くんは
「ごめん…悪いけど、俺と一緒のベッドで寝てくれる?」
眉を下げ、情けない困った顔で苦笑いした一ノ瀬くん。
ーー私に、一緒のベッドで寝ようと言った。
この時、私はゆっくりと自分の状況を把握していき
一ノ瀬くんと一緒にベッドで寝る?
え?
それって
「はぁぁぁぁあ?」
なんで、そーなるのよっ!
大絶叫した私は
ーー彩月ちゃんにやられた…と、思った。
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