ティンカーベル

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「なつきお姉ちゃーん!」 「どうしたなぎさ!」 「なぎさも小学生になったよー! なつきお姉ちゃんといっしょだよ! どうランドセルにあってる? にあってる?」 「あーんなに小さかったなぎさがもう小学生か……時代のながれはざんこくやねぇ……」 「あー、またむずかしい言葉つかってるー!! どういういみ! おしえておしえて!」 「じつはあたしもよくわからない! へへへ!」 「わからないんだ!?」 「かんかくだよ! 人生なんとなくがだいじってパパが言ってたから! ランドセルにあってるぞ! なぎさ!」 「えへへへ!」 「なぎさも大人の階段をのぼりはじめたいうことで、せんぱいのあたしからアドバイスだ! せんぱいの後につづくように!」 「はい!」 「ひとーつ! おとこはみんなおおかみなのよ! きをつけなくちゃ!」 「お、おとこはみんなおおかみなのよ? き、きをつけなくちゃ……?」 「ふたーつ! しゅくだいはやったけどわすれましたぁ!」 「しゅくだいはやったけどわすれましたぁ……」 「声だしてけよー! みーっつ! おやつはバナナにふくまれますかって言わない!」 「う、うん! おやつはバナナにふくまれますかって言わない!」 「さいごだ! なぎさぁ! 」 「なぎさぁ! え?」 「入学おめでとう! いっしょに学校いこうな!」 「うん! ねぇなつきお姉ちゃん?」 「どうした?」 「だいすき!」 「へへへ……てれるぜ!」
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