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「なつきお姉ちゃーん！」
「どうしたなぎさ！」
「春もおわっちゃったねぇーこないだのお花み楽しかったねー」
「うむ……そめいよしのはぶじんのこころ、いっしょうけんめい生きたらいさぎよくちるうんたらかんたら……」
「またなつきお姉ちゃんのパパのまんがのせりふー？ なぎさわかんないよー」
「あたしもよくわかってないから安心しろ！」
「それならなぎさといっしょだね！ なつきお姉ちゃんといっしょ！ よかった！」
「それにしてもあの公園のさくらはきれいだったなー」
「うん！ すごかったね！ ピンク色の花がひらひら降ってきて、雨みたいだったね！ 大雨だったね！」
「そこは雪のほうがロマンチックだぜぇ、なぎさ」
「ろまんちっく？ なぎさ、雪がっせんしたい！」
「ちっちっち！ その前に夏がきて、秋がくるんだぜ？」
「おー、夏はうみにいって！ 秋は……なにするなつきお姉ちゃん？」
「うーむ……秋になったら考えよう！」
「そうだね！ なつきお姉ちゃんといっしょだったらきっと楽しいね！」
「へへへ……こまったこねこちゃんだぜ」
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