第1章

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『じゃあ30までに結婚してなかったら俺ら結婚しよっか』 そんな言葉を交わしてもう10年 今年で26歳 サラリーマンやってます 俺の通っていた小学校は一学年で2クラスで、全員で70人程 それもあってみんな仲が良く、男女関係なく全員下の名前で呼び合っていた 中学に上がって、思春期が邪魔をして苗字で呼んだりよそよそしくなるやつもいた けど、俺は変わらなかった 中学を卒業して、高校には行かず働いていた 中学卒業してからみんなバラバラになり、高校での友人ができ、みんなそっちで青春していた そんなある日店で飯を食っていたら話かけられた 『久しぶり、元気してた?』 この人物が俺の幼馴染の美絵子 お世辞でも可愛くもないが、ただこいつといると本当に救われる いつもこいつの笑顔を見てると全ての悩みが吹き飛ぶ、こいつの笑顔が見たくてなんでもしてあげる なんて思うのはまだ先の話でこの時の俺は何も気付いてなかったんだ。 続く
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