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学校は地元でも賑やかな場所にあり、少し真っ直ぐに歩くと商店街につく。
だけど俺たちはいつも小さな脇道を通って商店街にいくことにしている。
何でかって言ったら、恥ずかしいから、が一番かな?
「今日もあそこいこ!」
「ん?あそこか?おけおけー、ってかさぁー」
「なに?」
「んーと、そのぉ……やっぱいいや、なんでもね」
「なにそれーそこまで言ったら言いなよ」
「いや、なんでもね、きにすんな」
彼女はいきなり俺の手をもって引きずり回し壁に追い込むと、手の指先をさわさわ動かし始め、笑顔で
「言おっか?」
「はい。」
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