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近所の川べりに男子たちの姿を見つけて、胸がドキンと鳴った。
知っている顔には会いたくない。
前方から自転車集団。
乗っているのは全員女子だ。
のり子は俯き、ブロック塀のそばに寄って、自転車集団が通りすぎるのを待った。
さいわい、みんな学年の違う子どもたちばかりだった。
のり子は公園に入り、白いベンチに座った。
広場では、男子たちが水鉄砲で遊んでいる。
楽しそうだ。
……あんなふうに、遊ぶつもりだった。
昨年みたいに、ケイコとナオコといっしょに遊ぶつもりだった。
夏休み。
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