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【……認証確認。プレイヤー名コウ。初期設定を開始します。よろしいですか?】
聞こえてきた声に
「頼みます。」
と答えた。
【初期設定を開始します。
……男性。青年期。
…………。
種族、ドラゴニア。
以上で間違いありませんか?】
と少しの間を置きながら、聞こえた声に
「間違いないです。」
と答えると、真っ暗だった周りが、ゆっくりと色づき始めた。
ぼやけていた風景が、しっかりとした映像として捉えられると、自分が小さな小屋の中にいる事が分かった。
とてもリアルな映像で、これがゲームだとは思えない。
普段と同じ様に手足を動かすと、当然の様に視界も動く。
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