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武器を手に入れた時も、そうだった様に扉に触れた時の質感が、リアルだ。
外は、どこまでも続く様な高い青空。
周りには、小規模ながらも建物が、いくつも建ち並び、小さな街を造り出していた。
街中を歩いて行くと、大きな斧を振るって、運んできた材木を切り揃えて建物を作る、少し小さな男。
腰の両側にボウガンを携えた耳の尖った女。
その他にも角の生えた女や、半身が蛇の男もいた。
それらの人混みをすり抜けて、街を囲う塀から抜け出そうと門を潜る手前で
「見ない顔だよね。新人さん?」
後ろから、声を掛けられた。
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