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「朔也さんは、今、休み中ですか?」 「ああ、そうなんだ。 日本に帰ってきたらニックがいて、 その上、 柊也からここに来るよう説得されてね。 しばらく、こっちで過ごすことになったんだ。 柊也から君の噂を聞いていたから、 会えて嬉しいよ」 「俺もです。 あなたが思った以上に、 霞月に似ていたので驚きました」 「似ているかな? そうは、言われないが」 「そうですね。 外見はかなり反対でしょうけど、 雰囲気がよく似ている。 それに、 霞月が話すあなたの像がぴったりで、 それにも少し驚いています」 「柊也が何をいったことやら」 「大したことは言ってないよ」 柊也はおどけたように 肩をすくめてみせた。
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