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「さあな。 今のところ、 グループで来てるのが多いから、 あいつらが馬鹿になって一人にならなければ、 なんとか凌げるだろう」 「そうですか。 ―――私の可能性は、 どのくらいだと思いますか?」 「かなり高いだろうな。 あんたがここに来た日、 奴もあんたを見ている。 あれは、獲物を見つけた顔だろうな。 どうする? 金曜の夜は忙しいぞ。 酒が入った女がうろついて、 隙だらけだ。 あんたをや犯(や)る前に、 そこら辺の女を引っ掛けるかもしれんな」 「それは、あまり好ましくありませんね。 そうなったら、 こちらには打つ手がありません。 証拠不十分で、また釈放でしょう。
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