始まりの始まり

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「まぁ、それも悠真君の考えてる通りなのだが、1つだけ補足をすると、君は死なない予定だったんじゃ。簡単に言ってしまえば、伸司君の事故に巻き込まれたって事じゃな」 こいつ、サラッと言いやがったが、俺は本来なら死ぬはずが無かったって事だろ? それが、この馬鹿に巻き込まれたせいで俺まで死んだだと!? とか、取り乱してみたりしたが、特に思い残すことも無いな。 特に面白味の無い日常、無難な生活、別に将来に夢も希望も持っていなかったしな。転生すれば少しは面白い生活にはなるか。 「何と言うか、随分と冷めた性格をしておるのぉ。もう少し、後悔ややりのこした事など……、無さそうじゃの……」 別に構わないだろ。むしろその方がそっちも転生させやすくて楽だろうに。 それにやり残した事があったとしても、それは地球じゃなくても出来るしな。
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