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『あんたの彼氏、女の子とクラブでイチャイチャしてるんだけど?』
電話で伝えられた内容に、わたしは驚いて家を飛び出した。
タクシーを停めて言われたクラブに来たわたしは南ちゃんに出迎えられた。
ただ、女の子といるだけだって信じたかったのに。
南ちゃんの声はからかうような感じじゃなくて、合流した時も顔は真剣で――。
大丈夫かとか聞かれたけど、何も言えずに店の中に入った。
クラブもわたしは行くことはあまりなくて。
騒音にクラッとする。
でも歩いて中に進むほど音よりも自分の心臓の音の方が大きく感じた。
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