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第1章
テキパキと動いてるのに、焦ってるような感じはしない。
流れるように素早く、でも決して音は立てないように気を付けてるようにも見える。
いろんなオオカミさんがいる……。
笑顔の種類もいろいろある……。
――仕事中だから嫌な顔しないだけで、もしかしたらわたし、鬱陶しいって思われてる?
重いって、思われてない……?
急に思い出す、胸の奥に封印したはずの一言。
――……三か月前。
急にかかってきた南ちゃんからの電話。
――――…………
――……
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