父殺し

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「貴方はいつだって俺の忠義を試す。俺は貴方以外を選びはしないのに」 かつては山伏だった彼等家族を拾い育てたのは父、輝宗。彼は短期間ながらその小姓を努めた。 貰い受けた人間を信用するなど… 「恨めばいいさ」 主とは常なる勝者。これは辛くも父の教え 言い捨てるようにのべて、踵返すと相手の横すり抜けて月明かりの下自室へ歩む 「政宗」 目線の先に泣き笑う成実が静かに立って居る 「…お前本当に不器用」 吸い寄せられるように歩む先。抱き寄せられて頬伝う涙を相手の胸に預けた ■■ あとがき B型人間は常にわがままって話。本来政宗を孤高で孤独な主にしたかった。けどこの人やっぱり愛されてるなぁなんて動かすと実感。綱元だけがまだ動かない 取り敢えず細々続けます
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