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まぁ、それはそれとして久々に和馬と帰るってことは一波乱ありそうだな。
こいつといる時は覚悟をいつも決めておかないと。
「なぁ、これなんだと思う?」
下を見ると和馬を中心として、魔法陣ができていた。
ほらこんなふうに……俺どこかでフラグ建てたっけ?
……魔法陣って定番すぎだろ。
「なあ、おい。なんなんだよこれ?」
「それは魔法陣だ。やったね、お前勇者になれるよ」
「へ?」
俺は巻き込まれないように離れるかな。
「そんじぁ頑張って来いよ」
ガシッ
俺は和馬に腕を掴まれた、
「離せ、これはお前が選ばれたんだ。俺は関係ねぇ」
「お前いつも異世界に行きたいとか言ってたじゃねかよ」
クッ、否定はできねぇ。
「俺はお前みたいに主人公補正はかからねぇんだ」
俺がそう言った瞬間魔法陣は目が開けられないほどの光を出し、和馬を吸い込んだ。
目を開けると俺だけが取り残されていた。
あれ?
俺は逃れたのか?
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