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檻の鍵を開け捕まってた娘を外に出す。
すると後ろ客席で糞貴族が騒ぎ出す。
「なんなんだお前は!!」
「まさか騎士団の奴らじゃないのか?」
「捕まるのはごめんだ」
「まて、あいつ一人じゃないか?」
「一人ならここにいるの者たちで魔法撃てばやつを殺し、証拠を隠滅できる」
「そうだな、それが一番良い」
その声と同時に様々な呪文が俺に飛んできた。
「ファイヤーランス」
「アクアボール」
「サンダーランス」
「ファイヤーボール」
無数の魔法が俺に殺到する。
俺はハーフエルフの女の子を後ろに回し、ハーフエルフ女の子と自分を包むように結界を張った。
それ同時に俺に様々な呪文が直撃し、煙が立ち込めた。
「ハハハハハ、所詮数にはかなわないのさ」
「まったく、その通りですな」
「あんたら、何言ってんだ?」
俺は風を少し起こし、煙を吹き飛ばす。
「そ、そんなばかな」
「あれだけの魔法を撃たれているのに」
「こんどはこっちからだな。言っても一瞬だけどな……コールドスリープ」
俺とハーフエルフの女の子を除き、客席と舞台が凍っていた。
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