~・尻の上にも三年・~

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じっと見つめる目の強さに、突き飛ばそうにも躊躇してしまう。 「だって俺………初めて会った時から、タイシさん好きッスから」 頭がクラクラする。 何を言ってるんだ、こいつは… 「ふざけるな!俺と春日は親子と言ってもおかしくないんだぞ!ましてや…男同士だ」 「そりゃあそうですね。タイシさん、いくらセーラー服着ても、その体じゃ…ましてやその逞しい肩幅や下半身じゃ男にしか見えませんよ」 『ぷふっ…』と吹き出す春日に、俺はでかい体を小さくする。 「タイシさん…好きです…大好きです」 春日がぎゅっと背中から抱き締める。 俺より細くて小さいくせに、変に落ち着いている様子が気に入らない。 「俺は、男は対象外だし、ガキはもっとありえねえよ」 一瞬、“ガキ”と発した時、春日の体が揺れた。 顔は見えないが、落ち着いているようにすら見えた、俺よりまだまだ頼りなく見える細い腕が細かく震えている。
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