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「どうせ…どうせ…大人のタイシさんに比べたら俺はガキだよ!」
腹が立ったのか、スカートをブワリとめくり上げた。
まさかのスカートめくりをされ、鼻から声が出そうになるのを堪える。
まあ、下着は苺のパンツ…とはいかず普通の褌だ。
「だけど、だけど…じゃあなんで、初めて会った時に優しくしたんだよ!」
「それは、仕事だからだ!俺はこの絆愛の寮を管理するのが仕事だ。困っている生徒がいれば、手を貸すし…相談にだってのる」
春日はそれでも可哀想なほどスカートを握り締め離さない。
「なら、相談にのってよ!俺は今…すごく好きな人がいて、その人は20歳くらい年上みたいで間違いなく付くモノ付いた男性なんだ!だけど……すごく…すごく好きで…大好きなんだ」
困ったなあ…
正直、この告白は悪い気がしない。
しかし、俺は曲がりなりにも絆愛の職員で、生徒に対して平等であるべき立場だ。
ましてや、生徒とどうこうなど、机上でのみの妄想話だ。
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