欲情3
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そう焦ったら焦った分だけ、思ってる言葉が――倍増しに嫌みな言葉になって出てくる そうじゃない そうじゃないだろ 冷蔵庫前で立っていた美紗緒が、作業の手を止めて固まった ――や、ばい その後ろ姿がやけに小さく見えて、俺はハッとして唇をかんだ その瞬間 「カズくん甘えたすぎる」
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