番外編---マスターの内緒話

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帰り道、今日はミキの隣を歩いている。 いつも別れるコンビニを通り過ぎ、目指すは俺んち。 俺はつくづくギャップに弱いんだな。 「なぁ、お前さ、男とやったことあんの?」 そう言って、ミキを見ると、恐ろしいほどに目を見開き、驚いている。 「はぁ?だから、俺はノーマルだって言ってんじゃん!男とやったことなんてないよ!!」 「じゃぁさ、まさか、俺んち来て、俺を抱こうなんて思ってたりした?」 「うん。」 当たり前のようにうなずくミキ。 どうみても受けのくせに。 「ふーん。」 「え?え?何?その反応?違う?ってかダメ?」 「あのさぁ、男同士でやる場合って、役割分担あるの知ってる?」 「え?あぁ、うん。」 「リバじゃない限り、その役割は不動なんだよね。」 「リバ?」 「ネットで調べろ!」 「うん。」
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