第1章

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「あの- 連絡をしたいんで もう少しいいですか?」 「あっ!ハイ すみません 寒いですよね? 今エンジンかけますね!」 ♪~♪~♪ いつも聞いてる大好きな曲 「うわっ!!すみません」 慌ててオフ… 「あれ?聞いてくれてんだ!  ありがとう」 「娘がファンで……」 「あぁ 悪い  あぁ…大丈夫 あぁ?  うーん ちょっと待って あの 山王神社ってわかりますか?」 「はい 5分位の所にありますけど」 「だって! あぁ  じゃっ!」 「あの悪いんですけど そこまで乗せて行ってもらえますか?」 「えっ! はい…でも私 運転ヘタで…大丈夫かな…」 テレビで見る極上スマイルで 「お願いします」 神社に着くと 真っ赤なスポーツカー 中にはレンがいて…やっぱり芸能人はすごいなぁ 「ありがとう 本当助かりました レン! なんかグッズ持ってない?」 「えー 自分の車にはないよぉ」 「あっ 全然大丈夫です! 応援してます  頑張って下さい」 「ありがとう  じゃっ!」 それから 何回もテレビに出るリョウを見ながら  あれは夢だったのかなぁ… サイン  貰っとけばよかった…
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