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「舞さん お願いがあるんですけど 今頃 マネージャー相当怒ってると思うから、連絡を入れたいんでケイタイ貸してくれますか?」
「はい あ…でも……」
どうしょう… 待ち受け
セクシーなリョウ…
「ちょっ ちょっと…待って下さい」
電話の画面にして
「どうぞ」
「あっオレ! あぁ…悪い
わかってるって!
戻るから そこってどこ?
あ? 住所? … 待って
あぁ…了解!」
車のナビを合わせ… クスッ…
「ありがとう」
見た 絶対見た!
今鼻で笑った…
「舞さん 悪いんだけど ここまで行ってくれる?」
「えっ! はい… でも
この間も言いましたけど
私運転ヘタで もしあなたを乗せ事故でも起こしたら…
あの タクシーで行った方がいいかと思い…」
「オレ 運転していい?」
「えっ!でもこんなちっちゃな車…」
「お袋が同じの乗ってるから大丈夫! いい?」
「……では お願いします…」
助手席に乗り 運転中の顔を盗み見…でもバレバレで…
「舞さん 見過ぎ…」
と笑われ 慌てて外の景色を見て
「すみません…」
「また 迷惑かけちゃったね!」
「イエ! アイドルの方に二回も会えて、幸せで死んでもいい位です!
でも…こんなおばちゃんで…
しかも運転までさせちゃって…すみません」
「フフ…舞さん おもしろいね!
死んだらダメでしょ!
あと すみません 言い過ぎ!」
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