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蓮夜「あぁそうか?じゃあ任せるわ。」
愛娘の発言にあっさりと剣を引く蓮夜。
縁音「あ、ありがとu「うん色々言いたいことはあるかも知れんが一度死ね。」ぐ!?」
その背に声を掛けた瞬間、蓮夜の剣撃を防いでいた翼ではない、もう一方。
紅い鈎爪状の翼が振るわれ、縁音の腹をぶち抜き吹き飛ばした。
「うぇ…ぐ…ぁ…!?」
血を吐き倒れ伏す縁音に。
「まぁ大体察しはついてるよ。…大方『猟兵』の誰かに“こんなことしてきて”と頼まれたんだろ?」
言いながら近寄る華蓮。
「げほっ…うん…その通りだよ…って!何で其処まで分かってて腹に穴開けたんだよ!?」
傷を癒しながら憤慨する縁音に、
「ん?お前『てまりを一日好きにさせろ』って言った時、若干本気顔だったから。」
「愛ゆえの一撃だーっ!?いや、ごめんなさい確かにちょっとやって来い大体こんな事言ったら良いよ的な事言われたんでつい調子乗りましただからとりあえずその展開しまくってる槍を納めて!!!!」
ニコリとどす黒い笑みを浮かべながら背後に『旋槍』を無数に展開する華蓮。
真面目に土下座する縁音。
其を見たてまりは
『あぁ何時も通りでシリアスにはならないな。』
と呆れ顔をし、
葬竜と蓮夜は
「当事者たち、完全に理解してましたけど」
「やめろ今凄い自分が恥ずかしい」
親バカ過ぎる蓮夜を何故か敬語で葬竜が弄っていた。
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