第零学園

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一突き毎に苦痛の声が響くも千尋は気にせず暫く突き続け。 千尋「もう良いですかね?」 呟きながら華蓮をトランプから解放する。 華蓮「う…っあ…痛……」 鋭い切り傷のような、針で刺された無数の傷跡を残す華蓮が倒れ伏し、 千尋「かなり効いてましたね…どうします?まだやりますか?」 あまりに呆気なさ過ぎる形の引きに意外な顔をしながら聞く千尋。 そんな彼に。 華蓮「我が身の全ては焔となりて天を揺るがす覇光となるッ!」 倒れ伏していた華蓮が叫び、 爆砕した。 千尋「な…っ!?」 驚愕の表情をする千尋に、 華蓮「はぁ…『君が小札憑で僕を封じ込める事実を封印する』」 背後に音もなく現れた華蓮が囁く。 千尋「くっ…!」 華蓮を模した自動人形の自爆術式により視界をやられ、更に異能を封じられ、焦る千尋に。 華蓮「ま、僕的には面白い戦いかたを見せてもらえて何よりだ。参考にさせて貰うよ。―『旋槍ー炎ー』。」 無慈悲にも超至近距離から攻撃特化の『旋槍』を叩き込む華蓮。 千尋「がっ…ぁ!?」 ダイヤモンドをも一瞬で気化させる高熱を叩き込まれた千尋は一撃で力尽きる。 葬竜「そこまで!勝者、御堂華蓮!」 結界外に千尋を連れ出した葬竜が宣言し、第一回戦は幕を閉じた。
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