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「正式サービスの開始が午前10時だから、あと2時間か…よし、お母様のお手伝いをしよう!
日頃の感謝をやっぱりしないとな、うんうん!」
蒼空は足早にお母さんのもとに駆けていった
お母さんは台所にいた
お母さんを見つけると同時に蒼空はひざまずいてた
「お母様、何かお手伝いはございませぬか?
何なりとお申し付けください」
そして満面のイケメンスマイル(自称)でたたみかける!
「……そら、あんたキモイ
お母さん、あんたに感謝はされてもこんな苦痛を与えられる筋合いはないわ」
「……お母様今なんと?
キモイと聞こえたのですが」
「ええ、言ったわ、あんたキモイ」
「……やあんのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁくそばばあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
キレた蒼空がお母さんにつかみかかろうとしたその時
背後から声がした
「またケンカ?いい加減にしてよね
私朝は弱いんだから…ふぁ…」
その声の持ち主は蒼空の妹、未來(みらい)だった
「止めるな妹よ、兄は今から殺らねばならんことがあるんだ!」
「言ったねえ、そら
お母さんに勝てると思っているのかしら?」
お母さんはおもむろにまな板の上の包丁を手に取った
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