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母の言葉を聞いてからの蒼空の行動ははやかった
手に持っていた包丁を床に落とし、
膝を床につき、手を床にそえ、頭を床にこすりつけている
そう、俗にいう[土下座]である
「すいっませんでしたっ!!
自分、調子に乗ってましたっ!!!」
「うっわ、お兄ちゃんダッサ…」
兄の恥ずかしい土下座姿を見た未來はいかにもかわいそうな
やつを見る目で蒼空を見ていた
「うるさいっ!妹よ、男には、いや漢にはプライドを捨てなければならない時があるんだ!」
それが今なんだ!と付け加え蒼空は再び床に頭をこすり始めた
「蒼空、あんたそんなもんで許してもらえると思ってるの?
…今すぐコンビニ行ってふんわりとろ~りロイヤルホイッププリン買ってきなさい」
「ちょっとまて!あれ千円m「ゲーム」買ってきまぁぁぁぁす!!!!」
「ちゃんと未來の分も買ってくるのよー」
「くっそぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
蒼空は泣きながら家から最寄りのコンビニまで走って行った
[正式サービス開始まであと…30分]
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