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降り立った場所は、何処かの広大な森の上空。
空気も綺麗で、辺りを見る限り自然に溢れた場所だった。
取り敢えずは、適当に世界でもまわってみようかな?
ボソッとそう呟き、ルミナスは地に降りた。
ルミナス「さてさて、私の創り上げた生物が独自で何処まで進化しているのか・・・見させてもらおうかな」
気配を消し、森をうろうろと探索するルミナス。
縄張り争いをしている魔物や、子連れで狩りに出ている魔物。
知らぬ顔で木に巣を作っている小動物や鳥。
そして・・・遥か上空を飛び去る、大きな赤いドラゴン。竜種である。
竜種の位としては中級と言える。が、生物としてはそれでも上位にランクインするものだ。
ドラゴンが真上を飛行すれば、例え縄張り争いをしていたとしても、一時的に休戦となる。
どの魔物も、身を隠すのだ。
ルミナス「まぁ、所詮此処にいる魔物はその程度だよね」
この森の情報は・・・と、そう思えば、すぐさま頭に情報が浮かび上がる。
まぁ、一応この世界の主だからね。私はこの世界であり、この世界は私である、みたいな。
と、話が逸れた。私の知りたいのはこの森の主は何か。
浮かんだ情報は・・・へぇ。
どうやらこの広大な森は、妙なのが主になっているらしい。
ちょっと、興味が湧くね。会いにいってみよう。
居場所は、ここから大体6キロ程はなれた場所。直ぐに到着する距離だ。例え走らなくても、転移を使っても直ぐに到着するし。
けど、まぁ。それだけだと面白くないよね。
ゆっくりと、探索しよう。
この世界は他の世界とは違い、私の世界だ。
それも、最初に創り上げた、私にとっては中々特別な世界。
経験がある人はそこそこ居ると思う。
自分のものとかで、新品のものは手に入れた当初、過剰なまでに大切にする人。
まぁ、私の場合も今回はそんな感じ・・・かな?
ルミナス「とは言え、あんまり変化も見当たらない・・・か」
先程から歩き回ってはいるけど、大した変化は無い。
同じ植物、同じ果実、同じ魔物。
仕方ないといえば、仕方ないんだけど・・・
色々な世界に慣れすぎた、かな。
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