第2章

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普通の女なら沖田さんみたいなイケメンに顔を近づけられて、ドキドキするんだろうけど…… 今の状況なら私がドキドキしなくても理解してくれると思うよ? だって、目が凄い輝いてるんだもん…好奇心旺盛な子供に見えてくるんだからしょうがないじゃん……… 「沖田さん……何でそんなに顔が近いんですか?」 質問してみても沖田さんは私のことなど無視して近藤さんのほうに振り返り、口を開いた 「近藤さん! 僕、幸さんが間者ではないと思うんです、だってここまで間抜けでアホな人が間者になれる訳ないと思うし! それに、実際に僕たちの何らかの重大な情報を知っていたらそれはもう幸さんの言っていることを信じるしかありませんよ、そしたら住み込みの女中として此処にいさせてあげればどうですか?!」 近藤さんは少し考える素振りをしたが直ぐに口を開いた 「ま、まぁ……総司がそこまで言うなら幸君が住むことを考えてみるよ では、幸君……何でもいいから私たちの情報を教えてくれないかい?」 やっほーい!!少し酷いこと言ってた気もするけど沖田さんのおかげでいい感じになってきたぞ! でも、土方さんはめっちゃ恐ろしい顔で睨んでくる、どう考えても反対の意見の人だよなぁ しょうがない! 土方さんも説得するためにあれを言うか! 「それでは私が知っている情報は土方さんの隠れた趣味についてですが……皆さん豊玉さんって知ってます?」
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