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「聞こえないのか?貴様だ、貴様のことを言っている
長い黒髪で一人でノリツッコミなんかしている見てて恥ずかしい、女とは思えぬお前だ」
……確かに私は恥ずかしい奴だよ、それは認めるけど…………
「誰が女とは思えないってぇぇ?!
どっからどう見ても可憐な私になんてこと言ってんじゃー!」
バシッ!
…急に目の前に黒い物体が飛んできて私の頬を殴ったんですけどどういうことっすかね?
「てゆーか結構痛いんだけど!」
「ギャーギャー喚くな、喧しい。
貴様の場合どっからどう見ても男にしか見えないぞ」
痛む頬を抑えながら殴った相手の方を見ると、誰もいない。
いや、性格には目の前に鋭い目つきで睨んでくる………黒猫が一匹
「この猫が私を?……そんなまさかね~!猫が喋るなんてありえないし!」
バシッ!
……本日二度目の攻撃とか…
「黙らんか馬鹿者
先程から貴様と話しているのは私だ、名は琥珀(コハク)という。
…貴様には話すことが多々あるが………まず、貴様の名はなんだ?」
「えっ、えっと木城 幸(キジョウ ユキ)っていいまーす
歳は18でピッチピチの現役高校生ですよ♪」
「後半はどうでもいいが………幸、貴様はこの時代に来る前に何をしていた?」
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