第2章

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ーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーー ーーーーーー ーー ……只今、私は新選組の屯所についてるんですが~… 「…なんで、私は縄でぐるぐる巻きにされて囲まれてんだぁーー!」 琥珀なんて、私が捕まりそうになったとき野良猫のふりしてどっかに行ったしな! 「うるせえぇぇ! こっちはお前が何者か聞いてんだからさっさと答えやがれぇ!」 このうっさいのが、顔から見て鬼の副長と呼ばれてる土方 歳三みたいだけど……鬼そのものじゃん!人じゃないでしょ絶対に! 「まあまあ、落ち着かんかトシ そんなに怒ってばかりではこちらのお嬢さんも恐がってしまうだろう すまんなぁ、トシも悪気があるわけじゃないんだか…… えっと、お嬢さんにはこちら側が出す質問に答えて欲しいんだがいいかい?」 あっ、この人も写真で見たことある! 確か……局長の近藤 勇だ!! なんか、優しいおじさんって感じだなぁ てゆーか、実際に私への態度がめちゃくちゃ優しいし……… 「お、お嬢さん?」 はっ!ヤバい、ヤバい! この時代に来て初めての優しさにジーンッときちゃったよ! 「すいません、ぼーっとしてて! 私で答えられることならば何でも答えますよ!」
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