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カン!カン!カン!カン!
空襲を知らせる
警鐘が鳴り響いた。
瑠鹿は地面に手を当てている
「『我、この地を護りし者。山神よ応えよ』」
今まで側面だけだった四角い結界が、森を覆って天に向かって錐の形に伸び始めた。
角錐が出来上がった時
「『山神の加護により、此れを以って結界と成る。急急如律令!』」
森は隠され、結界が輝いていた
「綺麗ですわね」
文江が言った
「なんで、光輝かせる必要があるのか、分からんがな。くそ神め。目立つじゃないか。だが、これでここは襲撃されない。敵にここの敷地内は見えない。綺麗とか言ってる場合じゃねぇぞ?空襲を止めるんだ。準備が出来次第、行くぞ!早く準備しろ」
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