護衛の仕事 ~ANAside~

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『怯むな!続けーー!』 隊長らしき者が鼓舞し、こちらに向かってくる 瑠香は右手の人差し指と中指を唇に当てながら紡ぐ 『ショウキュウメイ、リョウコンメイ、ショウキュウメイ、リョウコンメイ・・・』 瑠鹿は繰り返し呟き、段々と早口になる。 兵士が全員、五芒星に乗った所で 『急急如律令、縛!』 瑠鹿がそういうと、地面から無数の白い手が現れ、全員を拘束した。 兵士はこれで、全部だったようで、瑠鹿は声をかけられるのを待っていた。
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