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王の間に通された瑠鹿は一応形式上、謁見の姿勢を取った
『試すような事をして悪かった。今日から頼む。』
瑠鹿はコクリと頷く
『君が世界最強?信じられないな』
王が座っている玉座から声のした右を向くと
同じくらいの青年が座っていた。
『これ、ハドウェイ、そんな無礼な事を言うでない。現にここにいるではないか』
王がたしなめる。
『俺と勝負しろ!』
ハドウェイは剣を出した。
瑠鹿は雷神の力を使って、光の速さで移動した。
周りからは瞬間移動に見えるだろう。
鞘をハドウェイのアゴに当て、口パクで
だ・ま・れ
と言い、腰に刀を戻し、そのまま横の椅子にチョコンと座った
あっけに取られたハドウェイはしばらく信じられないといわんばかりに呆然としていた。
心配した瑠鹿がペシペシとハドウェイの頬を叩く。
我に返ったハドウェイは背筋を伸ばして凍りついた
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