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試練を乗り越えたらしい
文江は王間に通された
王の間というよりも、執務室のようだ。
形式上、謁見のポーズをとる文江
「いやぁ、悪いね。来て貰って。本当にごめんよ」
「貴方が王ですか?」
文江は違和感たっぷりに応えた
「そうだよ。僕は臆病でね。君の様な人に来て貰って助かるよ」
王は痩せこけていた
(ユキよりましだけど・・・幽閉されているのかしら?)
「王様、鏡をご覧ください」
鏡に文字が浮かぶ
貴方は幽閉されていますか?
王は頷く
誰にですか?
「王様、貴方を信用する為に鏡に触れていただけますか?」
王が触る
心に思った事が文字で浮かびあがります。応えてください。
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