琴語(ことかたり)

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益田四郎(ますだしろう) (元和8年)天草の大矢野で誕生する。父・益田甚兵衛好次の長男として生まれました。姉・福(洗礼名:レシイナ)、妹・萬(洗礼名:マルイナ)の3人兄弟として、四郎は産まれてまもなく長崎で洗礼(フランシスコ)を受ける。 才知にたけた四郎はすくすくと育ち、15歳のころ長崎で学問を学ぶ。 ある日、四郎は、美しい娘と出会った。名は『天子』である。 細川家の長女として産まれた天子は、幼女のころ先代の細川ガラシャと生き写しであると親・親戚ら誰しもがそう思っていた。 美女と野獣ではなく、誰しもが羨む、『美女と美男子』という取り合わせ。 **
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