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「内藤小十郎」(ないとうこじゅうろう)
忍藩の西に位置する小藩の足軽の家に生まれる。
10代の頃、嶋村竜朶に入門し剣術を学び直心影流・居合術の免許皆伝となる。
そのころ、医学にも興味をもち永正成崖に蘭方医学を学んでいった。
そして、20代の後半永正成崖の勧めで京にのぼり。
蘭方医の中津川健吉で医療を学ぶことになった。
内藤小十郎は、鴨川辺りの増田屋という醤油屋の二階を借りて住まいとする。
増田屋の娘、糸が何かと面倒みてくれた。
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