恋愛相談！～ストーカー視点編～

恋愛相談！～手作り弁当で、大興奮！！～

｢き、気づけば昼か……屋上に手作り弁当が待っている！｣

｢頑張ってください｣

｢……そういえば何の相談をしに来たんだった？｣

｢さあ？まぁ大丈夫です。だいたい姉ちゃんが考えてくれた設定ストーリーでうまく行きますから｣

｢姉ちゃん？設定ストーリー？｣

｢ああ、すみません。俺のお姉様が計画した通りに、間違いなくなるんで大丈夫です。………あ、言わないつもりがつい｣

｢わざとだな？だが、恋愛の計画なんざうまく行くはずがない｣

｢お姉様の計画成功率100％です。俺に恋愛相談をして失敗した人なんて聞いたことないでしょ？全てお姉様に教わったからこそです。｣

｢お前計画にしても、まだ俺は１回しかお前に相談してないだろ？｣

｢だから教わったと言ったでしょう。ここの学校に来る前と相談始めた辺りから、人柄での組み合わせはどういう計画でいくべきかを伝授してもらったんですから｣

｢まるで未来予知だな｣

｢………不思議なことに相談してきた人たちは、姉の計画順通り……つまりは教わった順番通りに相談が来るんですよねー｣

｢何者なんだ？お前の姉は｣

｢俺が知りたいくらいです。｣