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どうやら俺は死んだらしい 体はトラックにぶつかって、木端微塵だ 乗っていたバイクも粉々に砕けている 遠くから鈴の音がする どうやら、お迎えが来たようだ 天国に行くのか。はたまた、地獄へ行くのか。 それは閻魔大王にお任せするとしよう 「駄目だ、受け付けられん」 「そんな…」 「…」 俺はそこで目が覚めた 奇跡的な生還だ アスファルトの上は赤い血と肉で塗られている 当然の様に、俺はそこで意識を失った どうせなら死んだ方がマシだったのに
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