第六話

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やっぱりガッツリだなあ……。 ぺこりと頭を下げた人にわたしも会釈する。 「ありがとね!」 南ちゃんが運ぶのを手伝ってもらったお礼をした。 ――誰だったっけ? たまに南ちゃんといるのを見るけど。 「ほら、タバスコもかけてきたから思う存分食べなさい! 食べたら話そう」 考える時間も、先に話すという選択肢もくれず、フォークを握らされる。 「――はい! いただきます!」 「いただきます!」 元気のいい南ちゃんのいただきますに、わたしもつられるけど。 その通りかも。
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