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この腕から離れたくないので、今日は会社を休みます!
なんてわけにもいかなくて……。
「どうしたの?」
わたしを心配してくれている声が耳元で響いて……すごく嬉しくて。
「……おはようございます」
二度目の挨拶は、ギュッと甘えて胸に顔を擦りつけてみる。
「うん、おはよう」
わたしの髪を撫でながら応えるオオカミさん。
声が少し籠って聞こえるのは、きっと抱きついているから。
「夢見てました……」
嫌な夢は、人に話した方がいいんだよって昔お母さんに言われたから……。
内容は詳しく言えないけど、――だって……エッチしてる夢だし……。
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