終結

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(達也)いきなりどうした文恵? (文恵)だってこのままじゃ隼人くんアメリカに戻るからまたしばらくさくらちゃんに会えなくなるわ。 (達也)そうか (隼人)残念だけどそれは出来ない。だけど少し前には進んでみるよ 隼人はさくらのもとに歩み寄った。 (隼人)さくらこれ俺の今の住所だ。 (さくら)お兄ちゃん (隼人)実は母さんは俺の居場所言わなかったじゃない。俺が言わないように言ったんだ。 (さくら)え (隼人)でも、俺も少し前に進まないとな。留学から帰ったらいつでも来い (さくら)ありがとうお兄ちゃん (文恵)良かったねさくらちゃん この時、家族の絆が隼人とさくらの間に戻って来た。 数日後…… 達也は家でゴロゴロと一日を過ごそうとしていた。すると携帯の着信がけたたましく鳴ってきた。 (達也)もしもし (聡)達也、俺、俺 (達也)なんだお前か (聡)なあ、今日ちょっと羽伸ばさねえか? (達也)何だよ。俺、眠いんだよ。 (聡)まあ、そう言わずに来いよ。公園で待ってるわ (達也)お、おい 達也は急いで着替えて公園に行った。 (聡)お、達也 公園で聡、祥平、ユウキ、誠が待っていた。 (達也)どこ行くんだよ? (祥平)それはお楽しみだ。 (ユウキ)哲也と麻耶は先に行って待ってる。 (達也)え? みんながやって来たのは夏祭りの会場だった。 (達也)何だよ、ただの夏祭りじゃねえか。 (隼人)悪かったなただの祭りで (達也)隼人、美咲 (美咲)このお祭りわたしの友達のお父さんが主催してるのよ。 (達也)そうか (美咲)まあ、色々あって楽しいわよ。 (麻耶)あ、いたいた そこに麻耶と哲也たちが来た。 (達也)麻耶、哲也、どこにい…… 麻耶の後ろには晴れ着姿のカトレアのメンバーがいた。その中には文恵もいた。 (小百合)何見とれてんのよ。 (達也)誰が (祥平)みんな可愛いじゃん (沙耶)じゃあ行きましょ みんなで出店を色々まわった。たこ焼きや焼きそばを食べて、射撃やストラックアウトをやって楽しんだ。 (聡)おい、金魚すくいやろうぜ
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